仮面ライダーW 第十二話「復讐のV/怨念獣」

加害者であった山村康平はドーパントではなかった。
恨みを持つ可能性のあるひき逃げの被害者山村幸の湯島則之かと思えば彼ではなかった。
では誰か?その正体はひき逃げにあい昏睡状態の山村幸だった。
厳密に言えば彼女の憎しみから埋まれば怪物が犯人。
ひき逃げに会う直前にガイアメモリを使い、その時の怨念と弟康平の怨念が融合して実体化するとは。

で、霧彦はその現象をガイアメモリの新たな可能性と浮かれるが、既に実験済みだった。
しかも通常のドーパンドよりも弱いとくる。
霧彦のヘタレは挽回できなかったか。あれだけ自信満々だったけにかわいそうな気がしてくる。
しかし、念から生まれたものが通常のよりも弱いというのは珍しいかも。
あの手合いは大概通常タイプよりも強いという扱いなのに。
まあそれはいいとしてバイラスのメモリは本来街一つを一気に滅ぼすほどの力を持っているって危なすぎ。
下手をすれば自分達だって巻き込まれるんだぞ。

今回の話は、関係者全員が被害者であると同時に加害者であるというのは深い。
ダブルのテーマでもある「罪」が大きく出ている感じでした。
決めセリフの「オマエの罪を数えろ」もダブルの時に言うのではなく、
変身していない時、それも事の発端とも言える湯島に言うとは。

そうそう、OPに映画の宣伝が入っていましたね。
J、巨大化して攻撃してくるのはちと卑怯なのでは?
でも巨大化がJの最大の特徴だからなあ。