TVアニメ「あそびにいくヨ!」の問題点総括編

最後に総括編ととして全体的な問題、及びちょっとした解説等をやります。
上手く纏められませんでしたがいい加減公開したいので公開します。


人物関係
まず挙げられるのがコレです。
あそびにいくヨ!は本来騎央、エリス、アオイの3角関係です。
これを壊してまでテンプレなハーレム系にする必要は無かった。
特に主人公である騎央はこの関係を知った時、真剣に悩んでいます。
この悩みの相談相手になった摩耶のアドバイスはとても素晴らしいアドバイスだったのに。


ストーリー
ストーリーがファーストコンタクトだけに交流という面がありました。
中でもマスコミ関係は重要。
密かにやってきた訳でもない以上マスコミが歴史的瞬間を逃すわけが無い。
さすがにマスコミ批判はできなくても執拗に迫る行為の描写は問題ないはず。


ヒロイン達の扱い
アニメ版最大級の問題がコレです。
エリスは賢く聡明なのに頭の悪そうなキャラにされ、
アオイは外務省入国管理局に所属する工作員だったのにその辺が完全に無かった事どころか
どっかの秘密組織に所属していたみたいな扱いにされてしまった。
サブキャラであった真奈美に至っては無理矢理メインヒロイン化させる。

真奈美は騎央に好意があった事は確かですが、それが明らかになるのは最新刊(2011年1月時点)の14巻。
それもエリスから「真奈美さんも騎央さんの事が好きじゃないんですか?」と問われてようやっと判明。
その問いに対しても自分は上手くいっている3人の中に割り込みたくないと言っています。



いちかの正体について
アニメでは最後まで正体を明かす事の無かったいちか。
本来は即自分が何者なのかを語っていました。

その正体とは沖縄に古くから住む仙人で元は猫。
その容姿はキャーティアそっくりな事もあって自分の事を「地球産」と称しています。
尚、年齢は自称いちかの保護者の旅士曰く「10万3歳」らしい。
(でも10万前に猫はいないはずだけど・・・)

いちか元は「南国戦隊シュレイオー」という作品に登場したキャラで、旅士はそっちで主人公を務めていました。
但し、同一世界の話という訳でもは無いので知らなくても問題無し。


ドギーシュアについて
アニメでは犬の人ことドギーシュアはジェンス1人だけのように見えましたが本当はもっと沢山います。
そしてこの上層部は裏でアメリカと結託しています。
嘉手納基地内でエリスの「犬臭い」という言葉に反応したのもそれが理由。
ジェンスは本来幾らでも替えの効く実働要員でしかない。つまり下っ端。



軌道エレベータの話は元々どんな話なのか?
その5で書いたとおり軌道エレベータの話は本来別の話。
それがどんな話だったのかとココに簡単に記載しておきます。

軌道エレベータが送られる経緯はアニメと同じなので割合します。
但し、贈り物は最後通達という意味を含んでおりコレを受け取ってもらえなければ地球とはやっていけないと判断するつもりでした。
大事なのはコレに付随して起きている事です。

地球ではアントニアは世界各国の外交官、要人を非公式に招いてキャーティアとの交流を兼ねたクリスマスパーティを行おうとする。
だがそれは予測されていたので船がジェンスの襲撃を受ける。
攻撃を受けたのはパーティ会場となっている船ではなかったので混乱は避けられ襲撃も本気を出した摩耶によって鎮圧される。

だが、ジェンスも知らない仕掛けによって船が時空レベルで閉じ込められてジェンスもろとも原子レベルで消滅させられそうになる。
しかも船のあった場所は贈り物が届く海域でもあり到着時間がタイムリミットと重なってしまっている。
装置を止めなければ全員死ぬだけでなく贈り物も消えてしまいキャーティアとの交流もおしまいになってしまう。

この閉鎖空間からの脱出は可能だができるのは2人だけ。
エリス、アオイ、摩耶の3名は脱出させるのは騎央とアントニアとし脱出させる。
突然の出来事でアントニアはパニックに陥り絶望するものの騎央の決して諦めない強い意思と説得によって復帰。
2人は持てる能力を持ってこの失敗が許されない救出作戦に挑む。

尚、真奈美はパーティ会場の方にいたので巻き込まれませんでした。
且つ、来場者に非常事態が起きた事を気付かれない為にパーティの仕切りを行うよう騎央に頼まれています。


実は、この軌道エレベータが関係する話はさらに続いています。
それはこの話の前にある学園祭の話を加えれば1シーズン(12話)作るのに十分な量。
そういった事もあってアニメ化されれば2期は確実だと思ったのに・・・