仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間 感想

遅れに遅れましたけど劇場版仮面ライダーゴーストの感想です。

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今回は別の世界に行く話し。と言っても別の星と言ったほうが正解ですね。
その星が巨大な眼魂なのもらしい形です。

そこには100人の英雄が出てくるわけですが、実際にはその半分も出ていない。
まあさすがに100人全員は出すなんて無理なんでこのあたりはしゃーない。

とはいえ、ああもぞろぞろ出てくるのは壮観でした。
特にベートーベンを始とした音楽家の面々は氣志團の皆さんが演じているのが上手い使い方だ。
しかもその場でOPソングやるからね。
それだけにBGM的ではなく、ちゃんと素で謳っているシーンにして欲しかったですけど。

その後彼らは眼魂にされるわけですが、元から眼魂だったメンツまで人の姿に戻っているのはちょっと疑問。
元々100の眼魂を集めようとしているアルゴスの目論見で集められた訳ですから人の姿に戻す必要は無いんですよね。

アルゴスの目的は全ての人をゴーストに変える事。
死んでいる状態であり生き返る事を目的にしているタケルとは良い対立でした。
全部ではないしろここで15の眼魂以外での形態も登場させる事で眼魂を役だ立てていた。

拮抗する状況でアルゴスが切り札として使ったのがなんとタケルの体。
よくよく考えればゴースト(幽霊)、つまり魂だけの状態なんだから体は残っていても不思議は無かった。
コレには盲点を付かれましたよ。

アルゴス曰く、ゴーストの何処が悪いのか?
確かに既に死んでいるので死ぬ事はないし年もとらない。
生きていた頃の記憶もあるし、その後の事も覚えていられる。
一見良い事尽くめですがコレに対してタケルの言った事。それが「ごはんを食べたい」。

確かにタケルが食事をしているシーンは全く無かったんですよね。
映画の冒頭でも食事ができない事を強調していましたし。
さらにマコトもアランも眼魂だった頃には食事をしているシーンが一切無い。

このあたりは最初から決まっていたんでしょうね。
先日の生き返ったタケルが一番最初にしたのが食事という部分もあったし。

そしてこの言葉が英雄たちを目覚めさせるアルゴルに勝つ切欠というのがなんとも。
大義名分でもない、純粋な想いだったからこそなんでしょうね。


んで、今回も新ヒーローの先行披露はあったわけですが、彼は何故あそこにいたんだろう?
タケルを始とした面々は敵にしがみついてやってきたわけなんですから。