仮面ライダーダブル Forever A to Z 運命のガイアメモリ感想

劇場版仮面ライダーダブル Forever A to Z 運命のガイアメモリの感想です。
ネタバレありなのでご注意ください。


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話的には43話と44話の間に入る話といった形です。

Neverの暗躍で風都に散らばったT2ガイアメモリ。
Neverはミュージアムと対立関係的な組織というのは中々面白い。
ソレを追うのは国際特務調査機関のマリア。
映画では彼女が依頼人となりました。
その依頼内容はNeverのリーダー大道克己が手に入れようとした26個の次世代ガイアメモリを回収する事。
状況が状況だけにエターナル以下5体のドーパンドを始めとした総勢26体のドーパンドの登場を期待したのですが、さすがに無理でした。
そんなに出せば絶対に時間が足りなくなるからね。
登場したのはNever以外のドーパンドで登場したのはウェザー、ナスカ、アイスエイジ、バイオレンスの4体だけ。
こいつらは本格展開の為の前菜なので即退場。

Neverのドーパンドはヒート、メタル、ルナ、トリガー、そして所属不明のサイクロンと
ダブルが使っているメモリと同じというのが面白い。
能力もほぼ同じでメタルは棍をトリガーは銃を使うというのも良い能力だ。
これはある意味もう一人のダブルと戦うようなもの。
この戦いでTV未登場のマキシマムドライム(以下MD)であるルナジョーカーのMDとサイクロントリガーのMDが登場したのは嬉しかった。
特にルナジョーカーは想像が付かなかったので嬉しかった。
サイクロントリガーは少々地味でしたが、ルナジョーカーはインパクトありすぎでした。
どんなのかといいますと、まず分裂してルナサイドが分身し腕を伸ばし攻撃、後にジョーカーサイドがチョップらしきモノを放つ。
これはコチラの予想をはるかに超えるMDでした。サイクロントリガーのMDが地味に見えるのはこの為かもしれません。

そして、克己がロストドライバーで変身する仮面ライダーエターナル。
ダブルでは仮面ライダーを街を守る者の通称なので悪の仮面ライダーはいないわけですが、ソレをうまく使った感じがしました。
エターナルの力は旧メモリの機能無効化。その効果は永遠(エターナル)。
依頼人のマリアもグルで彼女がサイクロンドーパンドで彼女に母親の面影を重ねてしまったフィリップはさらわれる。
この状況は正しく絶体絶命のピンチ。

このピンチを打ち破る切っ掛けを与えたのはなんとスカル。
彼は本物の荘吉だったのでしょうか?それとも・・・
でも彼が部屋に置いていったロストドライバーは意外な形で使われる事に。
Neverが求める最後の1個ジョーカーのメモリはなんと事務所内にあった。
そのメモリとロストドライバーで翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身。
思えば事務所にジョーカーメモリが落ちてきたのは正しく運命だったのはないでしょうか?
克己はメモリは人と引き合うと言っていたのでジョーカーメモリが翔太郎と引き合ったのかも知れません。

ジョーカーはダブルと違って単一メモリで変身の為、能力は劣っているはずだけど単一能力に特化した為がかなりの強さを発揮。
全身殆どが黒のボディも良いカッコよかった。でも、本当にカッコよかったのはMD。
MDが特別な名前ではなく純粋にライダーキック、ライダーパンチというのはとても良い名前と思いました。
平成ライダーで純粋にこの名前が使われた平成ライダーはカブトぐらいだったかな?

フィリップも取り戻す事でダブル復活。
ここでお決まりのセリフ「お前の罪を数えろ」を言うんですが、きっちり返答している克己は律儀だなあ。
てか初めてマトモに返答した人のような・・・

エターナルとの戦いの中次々とハーフチェンジしてく様は素晴らしい。
アレをTVでもできたら良かったんだけどなあ。
対するエターナルは26個の次世代メモリのMD発動。
あれを見ると26個のメモリを発売しないのかなあと考えてしまう。

エターナルの26MDで劣勢となったダブルが街の風を受けてパワーアップ。
その名はサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム。
マントが羽状になった姿はまるで昆虫を思わせます。
この力の前に遂にエターナルは遂に敗れる。


あ、そうそう。オーズの特別出演。
オーズはルナドーパンドとの戦いの際に現れましたが、まさか変身前も登場するとは思わなかった。
ディケイド夏の映画で登場したダブルも、ゴーオンVSシンケンで登場したゴセイジャーも変身後のみだったので、変身前の登場には驚かされました。
ただ、ここでいきなり「仮面ライダーは助け合い」といわれても少々困惑する。
ダブルでは作風柄ないものの、平成ライダーでは頻繁にライダー同士の戦いがあったのでいまさら言われても違和感を感じてしまう。
後、オーズのバックルが斜めになっているのは斜めにする事で変身するからだったのか。


全体を通して言うと、ゴセイジャーと違ってアクションシーンが満載だという事。
コッチはほぼ全編がアクションシーンと言ってもいいくらいですから。