正義とは一体何なのか？
特撮ヒーロー物をよく見るものにとっては、一度は考えたるなるテーマです。
数ある特撮ヒーロー物の中でこれを一番表現したのは龍騎でしょう。
１３人の仮面ライダーが叶えたい願いの為に最後の一人になるまで戦い続ける
この龍騎で描いていたのは正に正義のあり方。
特に中心となった龍騎(城戸真司)、ナイト(秋山 蓮)、ゾルダ(北岡秀一)。
このうち真司を除く２人にはハッキリとした願いがありその願いは邪悪なものではない。
蓮は意識不明の恋人を目覚めさせる為に、秀一は不治の病を直す為。
見方を変えれば両方とも立派な正義とも言えるでしょう。
では、モンスターはどうでしょうか？
人間が襲われるから邪悪な存在と言えるでしょうか？
モンスターは捕食の為に人間を襲います。それは「生きる為の糧」としてであり、それ以上でもそれ以下でもない。
もし、この行為を悪しき行為というのなら人間はどうなるでしょうか？
人間だって他の生物を「生きる為の糧」として食べています。
それどころか食べる為に他の生物を育てます。
これは、食べられる側からみれば、人間はとてつもなく邪悪な存在になると言えます。
結局人間とモンスターが食う食われるの関係で、どちらの立場にいるかの違いでしかない。
何が正義で何が悪なのか？
それは結局立場や見方、価値観の違いではないだろうか？
一見邪悪な行いに見えるけれと、行っているものからすれば正しき行為でしかない。
そして逆もまた然り。
続きます(多分)
