仮面ライダーオーズ 第48話 「明日のメダルとパンツと掴む腕」

ストーリー

ウヴァのパワーに押されるWバース。
そんな時、鴻上ファウンデーションで爆発が起きてそこから出てくる映司。
その様子を見ていた真木に鴻上会長が本当のオーズが誕生したという。
鴻上会長は先代オーズはグリードを誕生させた際に外された10枚目のメダルで変身していた事を真木に明かす。
そして、その10枚目のメダルが今鴻上会長の手にある。

10枚目のメダルで変身したオーズはウヴァを圧倒していく。
だが真木は持っていたメダルを次々とウヴァに投げ入れていきウヴァはその状況に怯える。
映司は真木と戦おうとするがアンクが乱入。
1対3の戦いになると思いきやアンクは再びオーズ側につく。
さらには暴走する危険性に怯えたウヴァは逃走。

ひと時の休憩をする映司、比奈、そしてアンク。
アンクは信吾の体を返すと言った事もあり映司はこれ以上の決着は無いと喜ぶ
だが、アンクの状況を知る比奈はアンクにもいてほしいがその気持ちを出せずにただ手を繋ぐだけだった。

逃げたウヴァはついにメダルの器となり暴走を始める。
周囲にあるものをセルメダルに変えるだけではなく同時に大量の屑ヤミーを誕生させていく。
現場に駆けつけた映司とアンクは屑ヤミーを倒していく。
Wバースが駆けつけた事でその場を2人に任して暴走形態の元に向かう。

だがそこには真木がいた。
映司と真木の戦いは真木の方が有利で大量のセルメダルを持ちいたメダガブリューの一撃すら通用しなかった。
強烈な反撃を受けた事でオーズの変身が解けるがアンクは残った自分のメダルを渡す。
それはアンク自身を支えるメダルでもあった為信吾は解放される。
タジャドルとなった映司はアンクと一体となった如くの戦いを繰り広げ、
恐竜系メダルを7枚用いたギガスキャンにより真木と暴走形態を粉砕する。
その影響でブラックホールのようなものが発生しメダルを飲み込んでいく。
辛うじて手にしたタカメダルだったがメダルは既に割れていた。

落下していく映司はアンクを救えなかった事に悔やんでいると
後藤がカッターウィングで飛んでくる。
そして、差し伸べられた手をつかむ事で彼はついに欲しかったどこまでも届く自分の手を手に入れる。

戦いは終わり映司は再び旅に出る。
だが今度は得た仲間と連絡を取りながらの旅に。


感想

オーズもついに終わりを迎えました。
最後はかなり詰め込みすぎな感じだったなあ。

まあなんといってもウヴァ。
元々最後まで残るとは思えないキャラだっただけに残ったのは予想外でした。
オマケにメダルを次々と放り込まれた時は怯えっぷりは・・・

ようやっと明かされたタトバがコンボの理由。
それは先代が最初に変身したからだった。それも10枚目を使っての。
ようはオーズドライバーを起動したときに使用されたからという事だからだろうか?
納得はしましたけど説得力がイマイチ弱いな。

最後の戦いはプトティラではなくタジャドル。
最終形態ではないのは変な感じですがアンクと共に戦うという意味ではこの上ない形態です。
しかもアンクの意思が宿ったメダルでの変身ですから。
変身時の音声もアンクの声というのは心がアンクと1つとなった証拠とも言えます。
態々タジャドルを最終決戦用にしたのは恐竜メダル7枚によるギガスキャンの為だったんでしょうね。
映司の持つ恐竜形コアが増えたのもこの為だったと思えます。

当初から手をのばすという事を強調していましたが、
後藤が映司の手を取るというのは届かない場所へは手を繋いでいけばいいという意味なんでしょう。
手を繋ぐというのは映画でも使われた描写だけにこの辺は一環しているんだなあと感じました。
アンクが腕だけだったの手を繋ぐという表現をしたかったのかもしれません。



最終回を迎えて
マイナスイメージが付きまとう欲望をテーマにしたのは斬新といえました。
それも否定的ではなく肯定的な面で。同時にありすぎてもいけないというのは見事なバランスだったでしょう。
又、震災の影響で予定より1話減ってしまったのにも関わらずキチンと終わってくれたのも幸いでした。

ただ、上記の1話減に加え1000回記念で2話も消費した事で実質3話分がムダになり、
さらに中盤が少々たるみ気味だった事もあり終盤が尺不足で駆け足ぎみになってしまったのが残念。
これ等が無ければ終盤の駆け足気味が無かったかもしれません。