仮面ライダーW 第四十九話「Eにさよなら/この街に正義の花束を」

フィリップがいなくなっても独り探偵を続ける翔太郎。
だけどどうしてもフィリップがいる時と同じ行動をとってしまう。
出会ってから実質2年は一緒で「2人で1人の探偵」だったからそう簡単には吹っ切れないんでしょう。翔太郎はハーフボイルドだし。

そんな中、ミュージアムを継ぐものなる一団EXEが登場。どうみてのタダのチンピラ達です。
彼らが言うにはまだかなりの量のガイアメモリが流通しているという。
彼らが使ったのはアマノカリスとコックローチ。
うん。同じメモリが存在していないとは言っていないからね。
それどころかある程度の量産ができるような話もあったし。
ドーパンド出現という事で翔太郎はロストドライバーで仮面ライダージョーカーに。
T2メモリじゃなくても同じ姿なのか。必殺技も同じだったし。

ミュージアムを継ぐものなる一団とのやり取りがある中、フィリップの何故か気配が。
でももういないという事をいまだ受け入れなれないとういう事と、フィリップとの約束を守れなかった事を悔やんでいるようだ。
どうやら折角助け出せた若菜はフィリップが消滅したと聞いて自分もまた消滅してしまった様子。
その部分はユートピアを倒してからソレほど時が経っていない時期なんでしょうね。

そして現れるEXEのリーダー。使用するメモリはエナジー
エナジーの攻撃の前に倒れる翔太郎だけど何故かエクストリームが。
まさかとは思いましたがフィリップ復活。
若菜が消滅した後、既に地球と一体化した園咲家達と合流しフィリップを蘇らせたようだ。
こんな形で復活するとはなあ。
でも、復活は冬の映画であるライダー大戦2011に回したほうが良かった気もします。

フィリップ復活によってダブルも復活。
けど、なんでダブルドライバを持っていたんだろう?持ち歩く必要は無かったのに。



最終回を迎えて
2話で1エピソードという構成を利用した探偵者という構成は良かった。
又、相手が犯罪者という事もあって相手の行動目的と主人公の行動目的もハッキリしており無難な展開でした。
が、後半に入ると少々おかしな流れが目立ってきて、1エピソード内はともかく全体の構成が明らかにおかしな展開になっているようにも感じられました。
特に終盤になると謎が明らかになったようで実はソレがかえっておかしな事にしていたと言えます。
サブタイトルで使われていたイニシャルもそのエピソードで登場するドーパンドが使ったメモリのイニシャルと同じなので
見る側も使われたメモリがなんなのか考えるという楽しみがあったのにそれが崩れてしまった。
最初の頃がかなり良かっただけに惜しい。